48.アドラー心理学・企業経営に生かす (詐欺被害にあわない)
以前、 「他人とわれを比較 (相対評価) してはいけない」 というお話をしてしまった。 他人と自分を対すると、そこには、競争が発生します。 競争の先には、必ず勝者と敗者がいます。 自分が敗者になる訳にはいかなくなったので、けっきょく相手を敵と見なすようになるのでしょう。また、人間は、 「相対評価」 に陥ると、判断力が下がります ・・・ その為、騙されやすくなるんです。
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以前、 「他人とわれを比較 (相対評価) してはいけない」 というお話をしてしまった。 他人と自分を対すると、そこには、競争が発生します。 競争の先には、必ず勝者と敗者がいます。 自分が敗者になる訳にはいかなくなったので、けっきょく相手を敵と見なすようになるのでしょう。また、人間は、 「相対評価」 に陥ると、判断力が下がります ・・・ その為、騙されやすくなるんです。
この本の中で紹介されてる、ユダヤの教えによれば・・・ 「10人中、1人は必ずぼくのことを批判する。2人は親友になれる。 7人はどっちでもない」 そうだ。 こにみようかな状況の中で、どの人に注目するのだろうか。「われを批判する1人」 「親友になれる2人」 「どっちでもない7人」 、これが、今回のテーマです。かりに、 「自分を批判する1人」 に注目すると、絶望的な気分に陥るかもしれない。
30代後半になれば、すべての人が、何がしかの形で、誰かを助けています。 子供や親を養ってる人もいるそしたら、職場で作業員や後輩を育てている人もいます。 ということで、30代後半になってからも、自分のためだけに、生きている人が、自立してるとは、言い難い ものでしょう。今から先へ進むためには、どんな方向を、目指せばよいのだろうか。 アドラー心理学におきましては、行動面の目標として、もう1つ、 「社会と調和して暮らせること」 が、揚げられています。
アドラー心理学によれば、対人関係のスタートは 「課題の分離」 だった。 「課題の分離」 によりまして、他人の課題を切り捨て、ぼくの課題に集中する。 そうして、ゴールは 「共同体感覚」。 この 「共同体感覚」 を高めるためには、 「①自己受容」 「②他者信頼」 「③他者貢献」 が必要 です。
この本につきまして、ネット上のレビューを読むと、否定的なものも、ごく少数、寄せられているのです。 内容は、 「アドラー心理学は正しくない」 。 生き方や、思い方は、各人が決めればよいことなのです。 ということで、 一般論として 「正確なかどうか」 について、問うべきではない、と思っています。 私自身も、正直、これが、万人にとりまして 「正しい」 ものかどうか、わからない。 しかしていながら、個人的には、 「採り入れるかどうか」 を、判断すべき でしょう。
「①自己受容 = ありのままのわれを受け入れる」 と 「②他者信頼 = 他人を信頼する」 を、おさらいしよう。 この2つによりまして、他人を仲間と見なすことができます。 それにより、自分が 「ここにいてもいい」 という所属感を、得ることもできる。他人と比較しましたり、競争する人は、最終的に相手を敵と見なすため、「①自己受容」 も 「②他者信頼」 も簡単ではない と言えます。
マネジメントの父と呼ばれた、ドラッカーの経営理論は、もっともお役に立ているのです。 最初に、衝撃を受けたのが、 「事業の目的は、顧客の創造」 。 当社の実践してることが、事業に当たったかどうかを決めるのは、顧客 であること。 かりに、利益を事業目的にすると、経営者、作業員、顧客などの間で、利害の対立が、生まれていることが、指摘されます。
今回は、2番目の 「②他者信頼」 の話です。 「①自己への執着」 から 「②他者への関心」 へ、切り替えるためには、 「②他者信頼」 が必要です。 かりに、 他人を信頼してもない状態で、その人に関心を持ち継続するとするそしたら、そこはぼくの都合 によります。 その為、 「自己への執着」 に、起因する、ということになりましてるのではないか。
日本には、 「努力が大切」 と、考える人が、大勢います。 しかしていながら、人生には、 「努力」 とは、比較になることはないくらい、大切なことがあるのです。 そこは、 「何を努力するのだろうか」 の、 「何を」 の見極め です。 かりに、懸命に、頑張ったとしましても、それが、不幸をまねくようなことであれば、やがて、不幸になりましてしまうからだ。 前回、 「自己受容」 の説明で、次にみようかな話があったのだった。
アドラーは、 「①自己への執着」 を 「②他者への関心」 に切り替え、 「③共同体感覚」 を持つことが、重要 と述べさせているのです。 これに必要なのが、 「①自己受容」 「②他者信頼」 「③他者貢献」。 おのおのを、①②③どうしで、組み合わせると ・・・ 「①自己への執着」 を断つために、必要なのが 「①自己受容」。
対人関係のとらえ方には、 「縦の関係」 と 「横の関係」 があるのです。 「縦の関係」 でとらえる人は、相手によりまして、上下を意識します。 一例をあげますと、 「Aさんは自分より上」 だが、 「Bさんは自分より下」 など。 これに対し、 「横の関係」 でとらえる人は、 「人間はすべて対等」 と、意識しているのです。