34.アドラー心理学では他人を評価しない  

34.アドラー心理学では他人を評価しない

アドラー心理学では、他人を叱ってもいけないのですが、他人を誉めてもいけません。
つまり、評価してはいけないのです。
先生や師匠、上司などの立場にある人は、仕事として 「評価」 をする必要があります。
ただし、それは、仕事の範囲内に限ります。

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それ以外の、身近な人間関係において、なぜ、他人を評価したがる人が、いるのでしょうか。
アドラーは、 「他人を操作するため」 と述べています。
評価とは、 「能力のある人が、能力のない人に下すもの」 という側面があります。
だから、 自分が主導権を握り、他人を操作するために、意図的に、上の立場にまわっている ことがあります。

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以前、出版社の営業マンが、やってきました。
必要な本なので、購入を決めたところ、 「この本を買わない税理士は、レベルが低い」 と、口にしていました。
税法を知らない者が、専門家である税理士を、なぜ、評価できるのでしょうか。
このように、 評価すべき立場にない者から、評価を受けても、あっさり、聞き流す ことです。

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また、世の中には、年中、他人のことばかり、話している人がいます。
さらに、 「あの人はいい、悪い」 と、最後に、評価を付け加えます。
しかし、このような人に限って、充実した人生を送っていないものです。
劣等感から目を背けるために、あえて、高い位置に、自分を置いている のかもしれません。

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人間関係に上下をつけるのは、 「他人に求める」 生き方をしているから、 ではないでしょうか。
だから、相手の学歴、地位、国籍、収入、家柄が、気になります。
しかし、アドラー心理学を実践すると、最終目標は、 「自己実現」 と 「社会貢献」 になる、と考えられます。
その結果、最も関心が高まるのは、 「社会はどうなのか」 、それに対して 「自分は何ができるのか」 の、2つになります。

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他人に与える、つまり 「他者への貢献」 を目標にすると、相手の学歴、地位、国籍、収入、家柄などは、関係なくなります。
さらに、自分の学歴、地位、国籍、収入、家柄なども、関係なくなります。
その結果、 自分が意識する人間関係は、限りなくフラット なものに、近づいていきます。
これにより、いつでも、どこでも、誰とでも、同じ人間として、気軽につき合えるようになります。

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