43.アドラーの「不幸なお金持ち」 にならないために  

43.アドラーの「不幸なお金持ち」 にならないために

「①自己受容 = ありのままの自分を受け入れる」 と 「②他者信頼 = 他人を信頼する」 を、おさらいしましょう。
この2つによって、他人を仲間と見なすことができます。
それによって、自分が 「ここにいてもいい」 という所属感を、得ることもできます。
他人と比較したり、競争する人は、最終的に相手を敵と見なすため、 「①自己受容」 も 「②他者信頼」 も難しい と言えます。

スポンサーリンク

今回は、もう1つ必要な、3番目の 「③他者貢献」 の話です。
「③共同体感覚」 へ進むためには、さらに 「③他者貢献」 が必要です。
「他者貢献」 とは、仲間に対して、何らかの働きかけをしていくこと、つまり、貢献しようとすること。
それは、 自分を捨てて、誰かに貢献するのではなく、自分の価値を実感するために、すべきもの 、とのことです。

スポンサーリンク

ここで、疑問が湧いてきます。
けっきょく、それは、自己満足のためではなかろうか。
そのようなものを、貢献と呼ぶべきなのだろうかと。
これに対して、この本では、仕事を例に、次のような、説明がなされています。

スポンサーリンク

労働とは、 「お金を稼ぐ」 ためでも、ありますが、実は、 「他者貢献」 のためにするもの。
さらに、 共同体にコミットし、 「自分は誰かの役に立っている」 ことを実感して、自らの存在価値を受け入れるため のものです。
たとえば、大富豪なのに、仕事をする人がいますが、それは、さらに、財産を増やしたいから、ではありません。
他者に貢献することによって、 「ここにいてもいい」 という、所属感を高めるためと、述べられています。

スポンサーリンク

共同体意識を求めて、誰かに貢献する。
それは、あくまで、 「与える」 ことを、主とするからこそ、得られる ものではないでしょうか。
これが、もし、 「見返りを期待する」 「嫌われたくない」 、あるいは、劣等感から逃れるために 「他人を見下したい」。
このような考え方の持ち主から生まれた、偽善、エセ貢献、おせっかい、自己満足だとしたら、ますます心を貧しくさせるでしょう。

スポンサーリンク

共同体意識を、さらに高めるためには、 「能力を高める」 ことが、重要です。
すると、より多くの人、より難しい事情を抱えた人、に対して、貢献できるようになります。
他者に貢献するにあたり、求められる能力を、最も高めやすいのは、仕事ではないでしょうか。
仕事の能力を高め、それによって、社会に広く貢献していくことが、最終目標になる と、私は考えています。

スポンサーリンク

スポンサーリンク