35.アドラー企業経営に生かす・イノベーションに適した人間関係  

35.アドラー企業経営に生かす イノベーションに適した人間関係)

「世界の経営学者はいま何を考えているのか」
世界の経営学者が、近年、取り組んでいる、主要な研究テーマが、わかりやすく紹介されています。
その中で、シカゴ大学の、ジェームズ・コールマン教授の研究にも、興味を惹かれました。
それは 「人間関係の結びつきの強さ」 と 「情報伝達のスピード」 との関係 です。

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この研究結果によれば・・・
① 人間関係の結びつきが 「強い」 → 情報伝達のスピードが 「遅い」
② 人間関係の結びつきが 「弱い」 → 情報伝達のスピードが 「速い」
次に、ビジネスへの応用を考えてみましょう。

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①の 「人間関係の結びつきが強い」 方が、有利なケース
・古くからある成熟産業では、変化も乏しく、技術革新のスピードも遅いものです。
・新しい技術より、これまでの技術を、より深く活用することに、重点が置かれます。
・「知の深化 (知識を深める) 」 が、求められるため、人間関係の結びつきが、強い方が有利です。

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②の 「人間関係の結びつきが弱い」 方が、有利なケース
・不確実性の高い、最新ビジネスなどは、技術革新のスピードが速く、既存の技術はすぐに陳腐化します。
・企業は、自ら、積極的に、イノベーション (革新) を起こさなければいけません。
・「知の探求 (知の多様化) 」 が求められるため、人間関係の結びつきが、弱い方が有利です。

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アドラー心理学に、話を移しましょう。
「課題の分離」 を実践すると、各人が精神的に自立するため、社内の人間関係は、よい意味で、①から②へ進むのではないでしょうか。
②の人間関係は、不確実性の高いビジネスや、イノベーションに有利 と考えられます。
現代は、多くの産業において、不確実性が高まったため、アドラー心理学が、より求められる時代に、入ったのかもしれません。

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次に、企業外の人たちとは、どのように付き合っていくべきでしょうか。
成熟産業などでは、 関係業者などと、深くつきあった方が有利でしょう。
反対に、 不確実性の高い産業や、イノベーションが求められる企業は、様々な分野の人と、浅く、広く、付き合う べきでしょう。
まったく関係のない業種の人から、意外性のあるヒントが、得られるかもしれません。

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