80. あえて “完璧主義 “にこだわる

あえて “完璧主義 “にこだわる

何度も言いますが、アドラー心理学は「生まれ変わるための心理学」です。

また、”成長 “とは、”良い方向に生まれ変わること “を意味します。

ですから、アドラー心理学は「成長のための心理学」と言い換えることができます。
この意味ではむしろ理解できます。

アドラー心理学を実践することで、「死ぬ数日前まで生まれ変われる」とアドラーは言っています。
言い換えれば、”死ぬ数日前まで成長できる “ということです。

私はアドラー心理学の実践者であるがゆえに、成長が止まってしまうことを最も恐れています。
先にも述べましたが、同じ人生を送るにしても、成長すればするほど、生きるのが楽しくなります。

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しかし一方で、人生の早い段階で成長が止まってしまう人もいます。

40代、60代になっても、20代の頃の価値観を持っている人がいます。

頭の状態は未熟なままですが、心と体が弱っているので、魅力が損なわれているだけなのです。
そんな人たちにとって、成長とは治療の技術を身につけることなのでしょうか。

成長が止まるシグナルとして、私は「完璧主義に陥らないかどうか」をひとつの材料にしています。
その人が認識している「完璧」は、その人のレベルでの「完璧」、その人の知識の範囲での「完璧」でしかありません。

自分の知っている世界=全世界」であることを認識する。
ランクの違う世界や、全く別の世界の存在を理解しようとしないのは「井の中の蛙」状態ではないでしょうか?

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パーフェクト」に到達するということは、「井の中の蛙」のように、それ以外の世界を見ようとしなくなるということです。

つまり、そのレベルで成長が止まってしまっているのです。

私はあえて「完璧主義」を採用し、不完全な状態のまま次の世界を発見しようと努力する彼のようにしたいと思います。

近年、業績が悪化しているアップルやマイクロソフトを例にとってみましょう。

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スティーブ・ジョブズは、不完全ながらも創造性の高い製品を世に送り出しました。

しかし、彼がいなくなると、A社は液晶の精度を上げるなど、完璧主義に走るようになりました。
また、ビル・ゲイツ氏は、恐ろしく不完全な状態でWindowsを発表しました。

しかし、彼が日本代表を引退すると、M社は他社製品との比較で完璧を目指すようになった。



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