もくじ
44.自分で勝手に決めてよいこと アドラー心理学
この本につきまして、ネット上のレビューを読むと、否定的なものも、ごく少数、寄せられているのです。
内容は、 「アドラー心理学は正しくない」 。
生き方や、思い方は、各人が決めればよいことなのです。 ということで、 一般論として 「正確なかどうか」 について、問うべきではない、と思っています。
私自身も、正直、これが、万人にとりまして 「正しい」 ものかどうか、わからない。
しかしていながら、個人的には、 「採り入れるかどうか」 を、判断すべき でしょう。
ではさらに、どんな手順によりまして、判断するそしたらよいのだろうか。
私は、以下の方法によります。 さいしょに、目的論に沿って、目的を決めます。
かりに、その目的が、 「人生を幸福に導くため」 だとしますと ・・・ 「人生を幸福に導くため」 には、 「どういうな考え方を選ぶべきか」 という基準が生まれます。
その基準に従いまして、一例をあげますと、アドラー心理学を実践するかどうかを、決めればよい のです。
「自分が、何歳まで生きられるかどうか」 も、重要ながら、わかってない問題です。 この時、まずは、目的論に沿って、目的を決めます。
もし、その目的が、 「今を充実させること」 だとしたら、基準は、 「今を充実させるようには、何歳まで生きられると仮定すべきか」 になるのでしょう。
その基準に従って、 「自分は何歳まで生きられるか」 を、勝手に決めればよい のです。
40歳くらいまでは、人生のゴールが見えませんので、ついつい、時間を浪費してしまいましたとしてましています。
それで、 「今日が人生最後の日」 と仮定すれば、 「今日一日だけは精一杯、生きよう」 と、気持ちを奮い立たせることができます。
逆に、50代に入ると、人生のゴールが、はるか遠くに、見られてきます。
そのまんま意識すると、生き方が消極的になるんですので、反対に 「人生100年」 と仮定して、積極性を維持やりたい ものでしょう。
この他にも、神様がいるかどうか、来世があるのか、死ぬときには苦しいかどうか ・・・ など。 人生には、正解に、たどりつけない問いが、多々あるのです。
これらに対しても、目的論に沿って、自分自身で、勝手に決めればよい のです。
もし、神様がいた方が、うまく生きられるなら、 「神様がいる」 と、自分で決めてしまえばよくなったのです。