21.企業経営に生かす (経営方針の立て方)  アドラー心理学

21.企業経営に生かす (経営方針の立て方)  アドラー心理学

今回は、アドラー心理学を実践する人を 「アドラー的な人」 、そうでない人を 「非アドラー的な人」 と呼んで、話を進めます。 アドラー的な人と、非アドラー的な人では、自らが認識する空間が、異なる と感じているのです。  この違いが、経営の進め方にも、少なからず影響を与えていますのではないか。  特に重要なのが、 「経営方針の立て方」 だと、考えられます。

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アドラー的な人が認識する空間には、最初に、宇宙があって、地球があり、社会があるのです。  その中に、おのおのの人が存在し、それぞれの人生を歩んでいます。  自分はいずれの一員としまして、宇宙なり、地球なり、社会のために貢献することの方が、最終目標の1つになるのでしょう。   その結果、自分は 「社会とダイレクトにつながりましてる」 という意識を所持していますのではないでしょうか。    一方、非アドラー的な人が認識する空間には、自分と周囲の人の存在が、大きな位置を占めています。  この時、自分と周囲の人との関係に、意識が集中します。

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社会は、周囲の人の延長上 (外側) にあると想像しますが、実在の社会は、周囲の人や自分とは関係なく存在しています。  その為、 「社会のことが、まったく見られていない」 のではないでしょうか。    企業にとりまして、 「何を売るか」 「どういうなサービスを提供するか」 「いかなる人材を確保するか」 。  これらは、企業の命運をにぎる、もっとも重要な問題です。  アドラー的な人は、社会をダイレクトに意識しますので、まずは社会のルールや動向を一読して、方針を決定しましょうとします。

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社会は大きな市場つまり、 社会の需要に従うことが、社会貢献につながり、結果として、成功の確率が高まる と考えるからだ。    一方、非アドラー的な人は、周囲の人を見て、判断する傾向が見て取れます。  同業者、作業員、家族、友人、知人などに認可されることを、重要視しますが、ある意味はるかに手違いです。  さらに、ぼくの願望や思いつきで動く傾向もあるが、こちらも間違いです。

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何れにしましても、 大きな市場である社会が見られていない、見ようともしなくなったので、成功は偶然に頼る以外ないです。    非アドラー的な人が仕事を始めると、親族や友人、知人をあてにします。  それが原因で、一定期間を過ぎると、客足が途絶え、業績が低迷します。 ビジネスで関わる顧客、従業員、取引先の大半は、見ず知らずの人たちです。  ということで、 「ぜんぜん関係のない人たち (社会) を相手に、どうすべきなのか」 の観点から、構築すべき ではないでしょうか。

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