57.アドラーの教え・人生に 「幸福駅」 行きのレールなどない   

57.アドラーの教え・人生に 「幸福駅」 行きのレールなどない

「特別であろうとする人」 は、自分が 「普通」 であることを、受け入れられません。
だから、何か、特別なことをしなければいけないと、信じています。
しかし、その目標を、達成できる人は、限られています。
つまり、 「特別な人」 を目指しても、多くの人は、実現できないまま、 「普通人」 で終わります。

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たとえば、税理士。
税理士は、全員 「普通人」 ですが、よく知らない人の中には、 「特別な人」 として、憧れる人もいる ようです。
このような人が、税理士試験の合格を、目指したとします。
しかし、全5科目合格まで、たどりつける人は、全体のわずか2%に過ぎません。

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つまり、 100人の挑戦者がいたとしても、98人は、途中で挫折したり、死亡 してしまいます。
今回は、5科目に合格できず、税理士になれないまま、亡くなられた人について、考えてみましょう。
この人自身に、存在価値はあったのでしょうか。
この人の人生には、意味があったのでしょうか。

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同じようなケースで、アドラーは、 「ある」 と、答えています。
人生を 「線」 でとらえると、そこには、始点と終点があります。
終点 (例 : 税理士試験合格) に達すれば、そこから、 「本当の人生」 が始まると、考えると ・・・
それまでは、 「仮の私」 が、 「仮の人生」 を、歩んでいる ことになります。

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もし、途中で死んでしまうと、 「仮の私」 と 「仮の人生」 しか、存在しなかったことになります。
これは、明らかに、 「人生の嘘」 ではないでしょうか。
もし、今の自分に納得できなくても、今ここにいる私は、自分以外の何者でもありません。
人間は、いつでも生まれ変わることができますが、どの時点の私も、 「本当の私」 です。

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私は、たまたま運よく、税理士試験に合格しました。
しかし、 合格できない98%の人たちについて ・・・
存在価値がなく、その人生に意味がないとは、まったく考えていません。
資格がなくても、充実した人生を送る人もいれば、資格があっても、不本意な人生を送る人も、いるでしょう。

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人生を 「線」 でとらえると、 「幸福駅行きのレール」 が、存在するのではないかと、勘違い します。
高学歴、安定した職業、他人もうらやむ結婚、このようなレールに乗れば、その先に、幸福な人生があると、信じる人もいます。
ところが、実際には、それと関係なく、幸福であったり、不幸であったりするものです。
だから、人生を 「線」 でとらえてはいけない ・・・ と、アドラーは述べています。

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