68.アドラーの教え・マイナスの過去も、自分自身の 「大切な財産」

68.アドラーの教え・マイナスの過去も、自分自身の 「大切な財産」

マイナスの過去も、 「原因」 によって、2つに大別する ことができます。
① 他人が原因で、自分が、嫌な思いをした過去
② 自分が原因で、他人まで、嫌な思いをさせた過去
② について、私は、 「意味づけ」 を、改めることなく、そのままの形で、財産にしています。

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たとえば、20代半ばのことです。
念願かない、私は、実家を出て、一人暮らしを、再開しました。
なぜなら、生活費という名目で、給料の約70%を、天引きされていたからです。
このお金を、父は、飲み代に回していたようですが・・・

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大須の街を選んだのは、大好きな焼肉店 「○ちゃん」 があったからです。
私が、近くに引っ越してくると、○ちゃんご夫婦は、大変、喜んでくれました。
他の客が、飲み残したビールの瓶に、栓をして、再び冷蔵庫で冷やしたものを、ただで飲ませてくれました。
○ちゃんご夫婦は、きっと、私が税理士を目指して、猛勉強するものと、期待してくれていた のでしょう。

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ところが、 給料を満額手にした私は、その期待を裏切り、独身一人暮らしを満喫していました。
すると、ある時から、おばちゃんが、口を聞いてくれなくなったのです。
だんだん、行きづらくなり、足が遠のくようになりました。
やがて、閉店を知ったのは、新聞に載ったときのことです。

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あのときの 「申し訳ないことをした」 という気持ちを、30年近く経った、今でも、持ち続けています。
思い出せば、若い頃は、この他にも、多くの人の期待を、裏切って、生きていました。
自分の未熟さにより、他人の好意を、踏みにじる結果になった、これらの過去を、私は、絶対に忘れない ようにしています。
そして、だからこそ、今ここをしっかり生きなければならないと、考えるようにしています。

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向上心が薄れてくると、マイナスの過去を、記憶の中から、引き出してきます。
時には、30年以上前の記憶の中から ・・・ 「今この瞬間」 に対して、緊張感を、取り戻すために。
いわゆる、ワルだった友人の中にも、今は、別人のように真面目に働いている人たちがいます。
彼らも、 「今ここ」 を、充実させるために、マイナスの過去を、財産にしている のかもしれません。

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