もくじ
ユダヤ文化と日本:おせち料理を食べる習慣も外国からの受け売り
蘇生(そせい)という言葉がありますが、この漢字はイエスキリストの復活を意味しているのではないでしょうか。
キリスト教のシンボルである魚と木の十字架、そして頭にある草かんむりは、茨(いばら)の冠(かんむり)。
日本のお正月は、ユダヤの過ぎ越しの祭りに影響を受けているものである事は、何度も紹介しています。 また、キリスト教の復活祭も、ユダヤの過ぎ越しの祭りと大いに関係があることも紹介いたしました。
大晦日に大かたづけをするのは、次の日にはエジプトを脱出するための荷物整理であり、ユダヤの習慣では、過ぎ越しの前日は夜遅くまで起きていますが、日本の大晦日に似ています。
そして、ユダヤでは正月の午前中には祈りを捧げ、午後から家族で食事をしますが、日本も午前中には日本国民の大半が神社に初詣にでかけ、午後から家族で食事をとります。
その神社を守っているのは、獅子と一角獣ですが、古代イスラエルにおいて、イスラエル王国が南のユダ王国と、北イスラエル王国に別れていたとき、獅子はユダのシンボルマーク、一角獣は北イスラエルのシンボルマークです。
日本でも門松を飾り、鏡餅を供えて、後で食べる習慣があります。 この過ぎ越しの祭りに使われるマツォは、ロシアの復活祭ではモチと呼ばれます。
また、苦しい放浪の時代を忘れないように、ユダヤの習慣では過ぎ越しの祭りのとき、苦菜を食べる習慣がありますが、日本のお正月にも1月7日に七草粥を食べる習慣があります。
また、日本ではおせち料理を食べる習慣がありますが、冷えていて日持ちする材料が特徴で、携帯食のようにお弁当箱に入っています。
おせち料理を好きでない日本の子供達は多いと思いますが、私もさほどおいしいものであるとは思いません。
どうみても、これはモーゼ率いるイスラエルの民が、エジプトを脱出するさいの、日持ちするお弁当がルーツであるような気がしてなりません。
目出度い日に、冷えた食事というのは世界中の習慣でも??ではないでしょうか。
さらに、日本ではお正月には 「お屠蘇」 と呼ばれるお酒を飲む習慣がありますが、この漢字も怪しげであります。
まず、 「屠」 は、ほふると読み、生贄の死を意味します。 そして、 「蘇」 はよみがえるという意味です。 さらに、このお酒は三つ重ねの杯で飲みます。
初期キリスト教のネトリウス派(景教)のひとたちは、唐の時代に、三位一体を意味する三つ重ねの杯で、薬草を使ったお酒を、キリストの復活を覚えておくために、祈りを捧げて飲んでいたそうです。
おそらく、薬草の意味は、病気から回復するという事だと思いますが、 「お屠蘇」 すなわち、「生贄として殺されて、復活する」 というものは、イエスキリストの復活を意味したものであると考えられます。
酒の技術を日本に持ち込んだのは、渡来人の秦氏であるとされており、天皇から太秦という名をもらった秦氏の首長が 「秦酒公」 という名であったことが日本書紀に出てきますが、酒神を祀ることで有名な京都の松尾大社を創建したのは、秦氏であります。
おそらく、ネトリウス派初期キリスト教徒であった秦氏が、これらユダヤ、キリスト教に関係のある習慣を日本に持ち込んだのであると思われます。