16.アドラーは自分の意思で行動するよう教えています

16.アドラーは自分の意思で行動するよう教えています

アドラーは、 「賞罰教育」 について、警告を発しています。
賞罰が過ぎると、誉めてくれる人がいなければ、適切な行動を取れなくなるからと言います。
反対に、 罰する人がいなければ、不適切な行動を取る ようになる。
このように、 「賞罰教育」 には、表裏のある人を育てる恐れがあるようです。

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人は、他人に誉められたいとき、しばしば、他人の期待を満たそうとします。
これは、適切な行動をとれば誉められる、という 「賞罰教育」 の流れだと、アドラーは指摘しています。
以前もお話ししましたが、他人の期待を満たそうとすることはよくありません。
他人の期待を満たすためではなく、 自分でよいと判断したことを、素直に実行すべき です。

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仕事を任せる場合も、 「誉められたい」 という気持ちが強い人には、注意が必要です。
他人に誉められたいばかりに、余分なことまで引き受けて、本来の仕事が疎かになっていることがあります。
また、 誉められないと、気分が不安定になって、責任を放棄したり、誰も見ていない場所で、異なる行動を取る ことがあります。
本人の成長のためにも、誉められなくてよいことを、伝えなければいけません。

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自分が何かをするのは、 「人に誉められたいから」 「他人が見ているから」 「他人に罰せられるから」 ・・・
行動の動機を、他人に求める人は、心の底で、自分のことを信用していない と思います。
他人に振り回される自分を、もう一人の醒めた自分が、自覚しているからです。
さらに、わかりながらやめられない自分の弱さに、嫌気が差しているかもしれません。

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自分を信じられない人は、けっきょく他人のことも信じられません。
なぜなら、他人も自分と同じような人間に映ってしまうからです。
心の底では、周囲の人を信用していないのに、その信用していない人に対して評価を求める、という矛盾を抱えます。
このような 悪循環を、自分の意思で断ち切ることが、自信への第一歩 につながるのではないでしょうか。

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自分も他人も信用できない、その根本原因は、自分の人生と、他人の人生の区分が、できていない点にあります。
そのために採るべき方法は、「課題の分離」 と呼ばれます。
私は、 アドラー心理学において、最も重要なのが、この 「課題の分離」 と考えています。
「課題の分離」 については、後で詳しくお話しします。

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