28.企業経営に生かす (人の成長) アドラー心理学 

28.企業経営に生かす (人の成長) アドラー心理学 

「企業の成長」 には、 「人の成長」 が、欠かせません。  なぜそしたら、 いくら素晴らしい戦略やシステムを導入しても、それを実践するのが人だから です。  反対に、 「人の成長」 さえ、うまくいけば、経営者が悩まないとしましても、企業は勝手に成長するものでしょう。  ということで、企業にとりまして、 「人の成長」 は、大きな課題です。

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私は、資格業のため、仕事をぜんぶ作業員任せにすることの方が、法律上、禁じられているのです。  おかげで、本業の仕事を数多く抱えており、経営に専念するにはできない。 従業員についても、仕事面では交流を密にしますが、 「個人的な成長」 は、本人任せにしています。  従って、 「自主的に成長する人」 しか、雇わない こととしています。    ここまで、すべての人と、仕事を交えて関わってしまったが、 成長には個人差 があるようです。 中には、学生時代まで優秀だったが、20代前半で成長が止まったような人もいます。

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さらに、逆に、学校の成績にかかわらず、60歳を過ぎても、めざましい成長を継続する人もいます。  この違いは、一体、どこから生まれているものだろうか。    そこは、成長のために必要な 「勉強」 に比較する認識が、異なるからではないか。  学生時代の 「受験勉強」 と、社会人以後の 「仕事のためにする勉強」 の違いは ・・・ 「受験勉強」 は、① 実際には役立たない ② 周囲から押し付けられる ③ テーマは目の前にある 「仕事のためにする勉強」 は、① 実際に為になる ② 自主的に取組む ③ テーマは自分で見いだす   就職直後までは、周囲から押し付けられるので、誰もが、いったん勉強をします。

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ところが、あとは、成長を目指して、自主的に取り組まないと、勉強をしなくなるものだ。 成長を続けるためには、2つの勉強の違いを、はっきりと認識しておく必要があるのです。  「他人から押し付けられる」 「役立たない」 勉強から、「自主的に」 「役立つ」 勉強へ 、変わらないならばいけない。    2つの勉強の違いが、理解できませんと、社会人となった後も、必要のない分野の勉強をするケースがあげられます。

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学生なら誉められますが、社会人としましては 「趣味」 、その為楽しまれるのと同じ、と見なされています。  アドラー心理学には、人が自主的に成長するように、欠かせない思い方が、体系論理的に確立 されます。  かつてご紹介していた 「目的論」 「避けられる勇気」 「課題の分離」 は、何れも、役立つのではないでしょうか。

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