36.アドラーやるべきことは、 「介入」 ではなく 「援助」  

36.アドラーやるべきことは、 「介入」 ではなく 「援助」

アドラー心理学において、 「課題の分離」 は、理論の中心をしめる、非常に重要な考え方です。
なぜなら、 対人関係のトラブルの多くは、次の2つのことが原因で発生するから です。
① 自分が、他人の課題に土足で踏み込むこと
② 他人が、自分の課題に土足で踏み込むこと

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上記①や②を、 「介入」 と呼んで、話を進めます。
他人への 「介入」 の背後には、 「縦の人間関係」 があると、この本には、書かれています。
人関係を縦でとらえ、相手を自分より低く見ているからこそ、介入してしまう。
自分は間違っていない、相手を正しい方向に導こう とする、と。

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しかし、この 「介入」 の正体は、実は、 「操作」 だと、アドラーは述べています。
つまり、 自分の意図する方向に操作することが目的で、相手に介入している のです。
劣等感が強い人の中には、 「介入」 することによって、擬似的な優越感に、ひたっている人もいるかもしれません。
何れにしても、 「介入」 はよくないということです。

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「介入」 にならないようにするためには、 「援助」 に切り替えるべき、と書かれています。
以下、この本に書かれている内容の要旨は・・・
「○○をしなさい」 と上から、命令するのは、 「介入」 なので、やめる。
「援助」 は、 「課題の分離」 と 「横の関係」 を、大前提 とする。

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人が課題を前に踏みとどまのは、能力の有無ではなく、実は 「課題に立ち向かう勇気がくじかれている」 。
だから、くじかれた勇気を取り戻すことが先決。
○○は相手の課題であり、 「自分は○○ができる」 と自信を持ち、課題に立ち向かえるように、本人に働きかける。
アドラー心理学では、この 横の関係に基づく援助のことを、 「勇気づけ」 と呼ぶそうです。

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実は、税理士試験 (最終合格率約2%) を受けている最中に、興味深い現象に気づきました。
男性の場合、特に、 厳しい家族 (妻または親) を持つ人の方が、合格までの年数が短い ということです。
「大変な試験だから」 と、理解を示されるより、 「なぜ早く合格しないんだ」 と、責め続けられた人の方が、早く合格します。
合格によって、家族の生活が変わるため、これは、 「家族全体の課題」 だった、と考えるべきなのかもしれません。

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