もくじ
他人とわれを比較しない アドラー心理学
人は、おのおの異なる人生を歩んでいます。
ぜんぜん同じ条件で生きている人など、どこにもわない。
ということで、誰と対するだけはできませんし、対すること自体が無意味 なんです。
「それぞれの人が、それぞれの人生を歩んだりしてる」 、
ただし、それだけのことなんです。
しかしていながら、すべての人が 「他人」 と比較して、
劣等感に悩まされているのです。
アドラーは、それを不健全なものと、述べさせています。
もともと比較できませんので、解決方法さえ発見できない。
不幸を味わうために、あくまでも悩みを増やしているみようかなものでしょう。
「他人」 と 「自分」 を対すると、神経をいたずらに消耗 させます。
他人は無数に存在するため、終わりなき消耗戦から、抜け出せなくなるのでしょう。
それが原因で、精神的に疲れ、自分自身の成長や、重要課題への挑戦を、
あきらめてしまう人もいます。
結局に、成果の乏しい、無気力な人生を送ることになりましてるのではないか。
ということで、 「他人と自分との比較」 をやめる ことなのです。
でも、人間とは、何かと比較しないそしたら、成長 (成熟) する気になれないものだ。
成長 (成熟) が止まると、やがて人生がつまらなくなるんです。
仕事についても、情熱や向上心が持てなくなるんです。
ではまた 「今の自分」 を、何と比較するならばよいのだろうか。
そこは 「理想 (目標) の自分」 です。 アドラーは 「理想 (目標) の自分」 と、
「実在の自分」 との、比較から生まれている劣等感は、
健全なもの と述べさせています。
この健全な劣等感を、努力によりまして克服していけば、そこに成長 (成熟) を、
実現させることができます。
「理想 (目標) の自分」 は、必ず自分自身で考え抜く ことです。
もし 「他人の願望」 を、優先させてしまうと、
再び 「他人との比較」 の道に、逆戻りしてしまうでしょうからだ。
人生のなかで、ごく一部のことを除けば、大半はどうでもよいことです。
どうでもよいことは、周囲に合わせておけば、無用な摩擦も減り、
つまらない時間も、節約出来るのではないでしょうか。