ロスチャイルドと、ウェリントン公爵は、孫の代に婚姻関係で結ばれる事になる 39

ネイサン・ロスチャイルドと、ウェリントン公爵

東インド会社のウェズリー兄弟の軍隊が、東側のカルカッタ、

また西側のサッスーン・ドックがあるボンベイから侵入し、

最後にはインダス河とガンジス河の源流地帯パンジャブまで攻め上り、

全インドを支配したのが1805年の事でした。

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無名のウェズリー兄弟がイギリスに帰国したとき、

インドから奪えるものは全て奪いつくしたとされ、

その残忍さに多くの市民の怒りを買いますが、

弟アーサー・ウェズリーは、兄リチャードと共に、インドの人々の流血の中に、

イギリスのインド統治を確立し、1814年に貴族としての最高位、

公爵の爵位を授けられました。

彼こそが、鉄の公爵(アイアン・デューク)の異名をとり、

後にワーテルローの戦いでナポレオンに勝利したウェリントン将軍です。

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インドでは、セポイ(ペルシャ語で軍隊)と呼ばれるインド人の傭兵を、

イギリス東インド会社は使っていましたが、1857年にセポイの反乱が起こり、

2年後の1859年まで続き、イギリス人とインド人の間で血で血を洗う殺し合いが

インド全土で繰り広げられました。

イギリス人がとった行動は、インドの人々の皮を生きたまま剥ぎ取ったり、

象を使った生きたままの八つ裂き、生首の山、

死体から流れる血をなめ取らせる拷問など、

この世の出来事とは思えないような酷いもので、

イギリス貴族の正体を見破るのに時間はかかりませんでした。

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というか、エリザベス一世からのイギリスの快進撃は、

海賊行為や泥棒といった略奪行為によるもので、

コロンブスが発見したアメリカ大陸から金や銀を積んだスペイン戦を襲い、

時には国家予算並みの略奪を働いていたのです。

よく物語に出てくる海賊とは、イギリス人のことであり、

中でも有名なのがエリザベス1世に雇われた海賊のドレーク船長で、

スペイン国王の財宝を満載したカカフェ号を襲ったときは、

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銀26t、金80ポンド、貨幣と装飾品13箱など合計20万ポンド相当が

積載されていたとされ、1580年にエリザベス1世に金銀財宝を献上した額は

30万ポンドを超え、当時のイングランドの国庫歳入より大きなもので、

海賊のドレーク船長はイギリス海軍の中将に任命されると同時に、

叙勲(サーの称号)を受けました。

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このように、イギリスでは、残虐な人殺しと略奪行為を働き、

大金持ちになったどうしょうもない人物に爵位を与え、

これが原動力となって国家ぐるみで、

世界に略奪行為を働きに来たのであり、

これが後の帝国主義になってゆく事になります。

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スペイン船を襲った海賊行為、また彼らがインドや

中国で行ってきた人殺しと富の略奪、またそれにより爵位を授かった

極悪人たちの事を、イギリスに留学したお馬鹿な学生が英雄として

学んで帰ってきて、「 紳士淑女の国、イギリスでは・・・ 」 と

恥ずかしげもなく、阿呆丸出しで、無邪気に講釈してくれるのです。

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そして、インドの富を奪いつくし巨万の富を得たウェリントン公爵ですが、

金の匂いによってくるロスチャイルド家がおとなしくしている訳がありません。

ロンドンのネイサン・ロスチャイルドと、ウェリントン公爵は、

孫の代( Annie Rothschild & Eliot Yorke )で

しっかりと婚姻関係で結ばれる事になります。

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