12.わたしに正直な人間になる  アドラー心理学

12.わたしに正直な人間になる  アドラー心理学

健全な人であれば、 「正直に生きたい」 と思ってるはずなのです。  正直に生きていないそしたら、気持ちが悪いからだ。  しかしていながら、一方では、 「長い人生、嘘も避けられない」 ことを、わかっているのです。  時には、他人を救う嘘、楽しませる嘘などで、害のないものであるならば、仕方がないと認識しています。  表現力の問題もあるが、発言と行動を、常に一致させることは困難です。

スポンサーリンク

ということで、多少の差があっても、大した問題ではないです。  でも、 両者が大きくかけ離れていると、危険 ではないか。  自分でコントロールできません状態になりましたりする実現性が高いからだ。  嘘をつく相手は、他人と限りません。  本当は、 最もよくないのが、自分に対して嘘をつくこと です。  自分に対して嘘をつき始めると、他人の嘘も見抜けなくなるのでしょう。  自分という支点を動かすと、あいての位置を正確に測定できなくなってしまうのと同じです。  自分に対して嘘をつく身近な例としまして、一例をあげますと、Aさんの欠点が許せなくなりましたとします。

スポンサーリンク

アドラーの目的論に従えば、そこは、Aさんの欠点が許せないでしょうからではありません。    Aさんとの 「つきあいを避けたい」 という目的が、ぼくの中に先に存在してましたからだ。 その 目的にかなった欠点を、あとから見つけ出させた に過ぎません。  その為、 相手が変化した訳でではなく、自分の目的が変わった だけです。  責任は、相手じゃなく自分にあることを、自覚すべきでしょう。 人はその気になれば、相手を神様にも悪魔にも出来る、きわめて身勝手な存在です。

スポンサーリンク

100%嘘のない人生など有りませんが、自分の嘘には気づくべきでしょう。  私たちは、都合のいい理由を見つけて、人生のタスクを回避しましょうとします。  この事態を指して、アドラーは 「人生の嘘」 と呼んだそうだ。  人生の嘘とは、極めて重要な 「自分に比較する嘘」 と言えます。  自分の嘘を自覚することの方が、人生を悪化やらせないための、大きなポイントになる のではないでしょうか。

スポンサーリンク