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ユダヤ文化と日本:山伏の兜巾 と ヒラクティリーの関係を見る
今日でもユダヤ人は祈りの時に 「旧約聖書」 の言葉を収めた 「ヒラクティリー」と呼ばれる小さな小箱を額部分に付けるそうですが、
日本では山伏が頭につける兜巾(ときん)とよく似ています。
また、山伏が吹くほら貝の音は、ユダヤ人の祭りに使われる
「ショーファー」 という羊の角で作った吹奏器とそっくりでなのだそうです。
いうまでもありませんが、世界の宗教で額にこのような物をつけるのは、
ユダヤ教と日本の神道だけのようです。
神社の神職は、烏帽子(えぼし)を被り、純白の衣を着ています。
この装束を、「斎服(さいふく)」 もしくは 「浄衣(じょうえ)」 といいますが、
浄衣には衣の裾に、4つの房がついているのが特徴です。
ユダヤ教では、祈りのショールを 「タリット」 といい、
その4隅には 「チトズイット」と呼ばれる房が付いています。
以前、本でその対比をしていたのを見たことがありますが、
本当に日本の結婚式場で見る神主さんとよく似ていました。
新約聖書(ルカによる福音書 第8章40節-48節)
イエスが帰って来られると、群衆は喜んで迎えた。
人々は皆、イエスを待っていたからである。
そこへ、ヤイロという人が来た。この人は会堂長であった。
彼はイエスの足もとにひれ伏して、自分の家に来てくださるようにと願った。
イスラエルの人々に告げてこう言いなさい。
代々にわたって、衣服の四隅に房を縫い付け、その房に青いひもを付けさせなさい。
それはあなたたちの房となり、あなたたちがそれを見るとき、
主のすべての命令を思い起こして守り、あなたたちが自分の心と目の欲に従って、
みだらな行いをしないためである。