もくじ
46.「自立」 の意味は、年齢によりまして変化する アドラー心理学
以前、ご紹介していた、アドラー心理学の目標は、共同体感覚を高めるためにも、有効です。
A① B①は、 「自己受容」 に関係するものであってA② B②は、 「他者信頼」 「他者貢献」 に、つながるもの です。
A.行動面の目標 ① 自立すること ② 社会と調和して暮らせることB.精神面の目標 ① 私には能力があるという意識 ② 人たちは私の仲間あげられますという意識 哲学者カントも、次にみようかな言葉 (記憶の範囲内で要約したもの) を、保留しているのです。
人間の内面において、最も偉大な革命は、 「未成年状態を脱する」 こと。 ところで、この 「未成年状態を脱する」 とは、何を意味するのだろうか。
こちらも、 「自立」 と考えられます。 「自立」 の意味は、年齢によって変わる のではないか。
一例をあげますと、20代前半の人が、ぼくの収入で、賃貸住宅を借り、一人暮らしをしてましたら、ある意味 「自立」 と言えます。
社会人としまして、最初の経験ばかりつまり、これだけで精一杯でしょう。
しかしていながら、30代後半の人が、同じ暮らしをしていましたら、こいつを 「自立」 と呼ぶべきでしょうか。
30代後半になれば、すべての人が、何がしかの形で、誰かを助けています。
子供や親を養ってる人もいるそしたら、職場で作業員や後輩を育てている人もいます。
ということで、30代後半になってからも、自分のためだけに、生きている人が、自立してるとは、言い難い ものでしょう。
今から先へ進むためには、どんな方向を、目指せばよいのだろうか。
アドラー心理学におきましては、行動面の目標として、もう1つ、 「社会と調和して暮らせること」 が、揚げられています。
それを支える、心理面の目標は、 「人たちは私の仲間である」 という意識です。
その為、 他人、組織、社会などを、仲間と意識し、そこに 「信頼」 と 「貢献」 がないならば、 「自立した大人」 とは言えません。
自分の収入で、一人暮らしをしたりするだけで、 「自立」 と認可されるのは、せいぜい20代まで、と思ってください。
さらに、 「親離れできません子には、子離れできません親がいる」 と、言い伝えられます。
何れが、罪深いのかと言ってみれば、手違いなく 「子離れできません親」 です。
親は年長の立場にあるのその為、子供より分別がありまして、当たり前ですけど、それができてわない。
親が 「自分の自立」 を、望んでいなければ感じましたら、知恵を絞って、抜け出して見せてほしいものだ。